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コンプライアンス

レンタルDVDで「コンプライアンス-服従の-心理」という映画を観ました。
作品としてはあまり評価が高くないと思いますが、
「コンプライアンス」とはどういうことか、薬剤師が理解するうえでたいへん勉強になると思いました。

サンドラという女性店長のハンバーガーショップには、数名のアルバイトがいる。
警察だと名乗る男から電話で、19歳のアルバイトの女性が客の財布から現金を抜き取った疑いがあると言う。
サンドラは電話の声による「指示」に「服従」し、従業員の女性を裸にして取り調べをしまう。
声の主が巧みな話術で、サンドラを服従させてゆく課程が興味深い。
自分は法の執行者であるから会話には敬意を払えと言う
その上で、自分に服従するサンドラを賞賛する
サンドラは他の従業員を巻き込んでゆく
やがて「そんなのへんだろう」と気づく若者がいて、電話したのは警察ではないことがわかる。同じような事件が全米30州で70件も起きていた。事件は法廷へ、サンドラは有罪か?  

ウチの薬局のレセコン、標準搭載の「薬情」にはこんな記載が出てきます。
「必ず医師の指示に従い・・・」
僕はすべて手作業で消しています。面倒ですが、自分が名前を出す文書に、こんな表記は許しがたい。

コンプライアンスの向上、という言葉は、薬剤師の業務によく出てきますが
患者の権利を守ることや、患者の自己決定をサポートすることは、コンプライアンスとは異なり、近年はアドヒアランス、コンコーダンスと言った表現に変わっています。
コンプライアンスを口にする薬剤師の現状がサンドラの役柄に重なって見えました。