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シュバイツァー博士

薬局に実習に来ている学生に薬剤師倫理の話しをしているとき、ふと気になって尋ねてみました。

私「シュバイツァー博士は、知っているよね?」
学生「知りません」 え、・・・・(絶句)
不覚にも、これまでみんなが知っているものだと思って、大学の授業で話してしまった。

家に息子がいたので聞いたみると
「僕は名前だけしっているけど、同世代ではほとんど知らないでしょう」
と聞いてまたビックリ

私の世代だと小学生男子は将来の夢を聞かれると「お医者さんになってシュバイツァーのように・・・・」と答えたものだ。シュバイツァーの代わりに、野口英世だったり、女子ではナイチンゲールだったりした。
教科書か、道徳の副読本にでていたのだと思う。子供たちの答えはステロタイプだった。さすがに、将来は二宮金次郎のように、と言う意見はなかったように記憶しています。

どうやら世間では、「自分に理解できないもの」は「オタク・マニアの知識」と定義することで「自分が理解していなくてもいいもの」へと変換して「自分の知識不足」を否定するのが 『普通』のようです。薬剤師会の研修でも、新薬や薬理に比べたら倫理は興味が今ひとつ。僕には薬理の勉強のほうが「オタク・マニアの知識」に思えるのですが。

実際のところ、教授を務める社長の薬局企業で21億円の申告漏れとか、薬剤師会長が不正請求をもみ消したとか、
トップに立つ人たちが自分に理解できないものとしたいのではないだろうか。