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大きなチェーンの薬局に勤務すると勉強になる

新卒の薬剤師はまず大きなチェーンの薬局に勤務すると勉強になる、というのは学生の周囲(両親家族・大学関係者)の誤解だと、人材会社に勤務する知人から教えてもらった。
学生自身は実は知っているという。

もちろん企業の新人研修はそれなりに行われるが、平均在職年数が極めて短いこうしたチェーン薬局での社員教育は、薬剤師生涯学習と基本的に異なる。
日本でも本格的な薬剤師生涯学習の制度化が始まっている。
薬剤師認定制度認証機構(リンク)
が教育提供者(大学、学会、薬剤師会など)をチェックして正統な生涯学習のプロバイダーとして認証を与えている。

ここでいま検討されているのは「営利企業からの支援」
アメリカにも同様な認証機構があり、ここでは認証基準に営利企業からの支援を厳しく制限している。

ACPEの認証基準
ACPEリンク

基準5;営利企業からの支援
生涯研修実施機関は、すべての薬剤師生涯研修(CPD)活動を非営利的に計画しなければならない。教育内容は完全公開とし、バランスがとれたかたちで提供されなければならない。
目的に沿った適切なテーマや学習活動は、販売促進的であるものや、市販の特定の医薬品や医療機器などの製品や特定の商業的サービスを支持することを目的としたものとは区別しなければならない。(例えば後発製品・後発医薬品とその組成や適応などを対比して優位性を明らかにするようなこと。あるいは一般サービスとその専門業務的側面や専門業務的問題点を対比して優位性を明らかにするようなこと)
https://www.acpe-accredit.org/ceproviders/resources.asp
このページの下のほう
https://www.acpe-accredit.org/pdf/GuidelinesforStandards_Standard5.pdf

医師や薬剤師の学会、研修会に製薬会社のスポンサーが付くのは当り前のように考えられているが、薬剤師の場合は特に厳しく利益相反をチェックしないと、国民の利益にならないような「お勉強」をしてしまう。