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地域のかかりつけ薬局

僕のかかりつけ「居酒屋」である野毛の麺房亭
ご主人はスローフードを提唱し、知り合いの漁師や農家から材料を買っています

1970年代の福祉国家体制と欧州経済の行き詰まりを背景に〈食の共同体自治〉が拡がってスローフードの運動が出てきました。要は「市場に依存しすぎても危ないし、国家に依存しすぎても危ない。食とエネルギーについて共同体自治を貫徹することで、共同体の相対的〈自立〉を図ろう、巨大システムへの〈依存〉からの脱却を図ろう」としました。
「顔が見える相手に作って売るから良いことをしたいと思い、顔が見える範囲から買うからスーパーより高くても買おうと思う」という〈近接性による動機づけ〉がスローフードの意味するところです。

薬剤師会のお役を引き受けて、最近は行政の医療や福祉の計画に関する会議で問題点を論じる毎日です。そこでは超高齢社会や医療崩壊など危機的なテーマが論じられる一方で、どんな施策も、どこの国でも、地域共同体や信仰共同体などの中間集団がなければ実現は不可能なんだと思います。今日の日本でで、そういったものがはたして構築できるのか。
それを自分の薬局で実現する前に、巨大スーパーやドラッグストアチェーンにやられてしまいそうな気がするのですが、とりあえずもうしばらく頑張ってみましょう。