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在宅医療

高齢者保健福祉計画の会議で座長の大学教授がこんなことを言った。
「デンマークでは、驚くほど多くの老人が、在宅で、重い「医療」を受けることなく死んでいる」
言うまでもなくデンマークは福祉の面では遅れた国ではない。
イギリスでは50歳以上で腎不全になると透析はしない 。
ゆりかごから墓場までを唱えてきたイギリスや、北欧の福祉国家が、高齢者への医療給付に非情とも思える制限を設けている。

命は大切だが医療にお金をかければ際限がなく、限りある国家財政を医療費につぎ込むなら、一方で貧しい人の生活を保障できなくなる。

行政の資料によると介護予防や認知症対応、地域ケアが立ち遅れが目立ち、医療関係は120%の達成率である。座長はこの資料を見ながら、やんわりと批判されたのではないだろうか。

薬局企業、ドラッグストアの在宅医療への関心は高いが、わが国でもデンマークやイギリスのような考え方にならざるを得ないだろうから、商業的な思惑どおりにはならないような気がする。